愛犬と焚き火を囲み、自然の中で一晩を過ごすキャンプ。憧れはあるものの、「夜に吠えたらどうしよう」「テント泊はハードルが高そう」と、なかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。実は東北には、犬連れ初心者でも始めやすいキャンプ場やグランピング施設が着実に増えています。この記事では、初めての犬連れキャンプの進め方と、東北ならではのキャンプ場事情をまとめました。
まずは「ペット可の条件」を確認することから
キャンプ場が「ペット可」でも、その条件は施設ごとに大きく異なります。基本となるのはリード(係留)の徹底です。たとえば青森県の三沢オートキャンプ場は、小川原湖に隣接したロケーションで、リード着用で愛犬と一緒にキャンプや湖畔の散歩が楽しめます。夕暮れどきのサンセットが美しいことでも知られ、初めての犬連れキャンプの目的地としても魅力的です。
サイト内では自由に走らせられない分、ドッグラン併設のキャンプ場を選ぶと愛犬のストレスを発散させられます。秋田県の田沢湖オートキャンプ場「縄文の森たざわこ」は、田沢湖畔の県営オートキャンプ場で、場内にドッグランを完備。バンガロー泊もできるため、テントを持っていなくても利用しやすいのが特長です。宮城県の大崎 鳴子峡ドッグランキャンプ場のように、ドッグランが主役でキャンプ場を併設しているタイプもあり、紅葉シーズンの鳴子峡エリアと合わせて人気があります。
初心者はコテージ・グランピングから始めるのがおすすめ
いきなりテント泊に挑戦するより、まずは「屋根のあるアウトドア」で愛犬の反応を見るのが失敗しないコツです。
宮城県加美町のたびのCAMPING BASE 加美ゆーらんど(コテージB)は、天然温泉に隣接するキャンプ場内のコテージで、ペット可はコテージBのみ。冷暖房完備でドッグランも無料で使えるため、「キャンプの雰囲気は楽しみたいけれど設備は欲しい」という入門期にぴったりです。
グランピングなら、仙台・秋保のGLAMP SEASONが東北最大級。ペット同伴専用のドームテントがあり、客室前に専用ドッグラン、各ドームにBBQキッチンが付いています。青根温泉のHANABUSA DOGlampingは、大型ドームテント前の専用庭でノーリードで遊ばせられるドッグランピング施設で、大型犬にも対応。BBQキャビンで室内BBQができるので、天気が不安定な日でも安心です。
山形県最上町のわくわくファーム 前森高原は、コテージ・キャビン・グランピング・キャンプ場と宿泊形態が段階的に揃う体験型施設。「今年はコテージ、慣れたらテント」とステップアップしていける、入門者に心強い選択肢です。
東北のキャンプ場事情:営業期間と気候に注意
東北の犬連れキャンプで意識したいのが営業期間です。積雪地帯が多いため、三沢オートキャンプ場の営業が4月下旬〜11月末であるように、冬期は閉鎖されるキャンプ場が少なくありません。営業期間は変更される場合があるため、必ず公式情報をご確認ください。
ベストシーズンは初夏から秋にかけて。ただし夏は日中の暑さ対策(日陰の確保・こまめな水分補給・地面の熱のチェック)が必須です。また標高の高いエリアでは夏でも夜は冷え込むため、愛犬用のブランケットや敷き慣れたマットを忘れずに用意しましょう。
持ち物と事前準備のポイント
犬連れキャンプの持ち物で特に重要なのは次の5つです。
- リードと係留用ロープ(予備もあると安心)
- ワクチン接種証明書(グランピング施設では狂犬病・混合ワクチンの証明提示が必要な場合があります)
- 飲み水と普段食べているフード
- 排泄物の処理袋(必ず持ち帰りましょう)
- 敷き慣れたマットやブランケット
道具選びに迷ったら、仙台のCampbar Sendaiのような、キャンプ用品を扱う犬同伴OKのカフェバーで愛犬と一緒に情報収集するのも楽しい準備のひとつです。
現地でのマナーが「犬連れOK」を守る
キャンプ場は、犬が苦手な人も利用する場所です。夜間はテントや車内で一緒に休ませる、他のサイトに愛犬を近づけない、吠えが続くときは場所を変えて落ち着かせる、といった配慮を心がけましょう。一組一組のマナーの積み重ねが、東北の「ペット可キャンプ場」をこれからも増やしていく力になります。
まとめ
犬連れキャンプは、コテージやグランピングから始めれば決して難しくありません。まずはドッグラン併設や温泉隣接など、愛犬も飼い主も無理なく過ごせる施設を選び、短い滞在から少しずつ慣らしていきましょう。犬と泊まれる施設は宿泊施設の検索ページからも探せます。
※掲載情報は執筆時点のものです。おでかけ前に各施設の最新情報をご確認ください。
